みんなが1%ずつ良くなれば、国は豊かになる

もし日本国民全員が100円を出しあえば、1億2330万円が集まる。

もし日本国民全員が落ちているゴミを1つずつ拾えば、道が綺麗になる。

今回書きたいことは、「塵も積もれば山になる」がどれだけ事実だったかということです。

そしてその”何”を積もらせるかによって、私たちの人生は良い方向にも悪い方向にも行きます。

 

ここ数年、コロナ禍で生活や社会の在り方が見直された時に、リスキリング(新しい知識やスキルを学ぶこと)という言葉が流行りましたね。

 

国別 勉強時間

そして他の国に比べて、日本の社会人がどれだけ学びに時間を費やしていないか、こういった表を見ることも増えました。

 

高校、大学、人それぞれですが、学校を卒業とともに学習も卒業という考えの人が多いように感じます。

そしてそれには、忙しい、時間がない、面倒臭い、と色んな理由(言い訳)が大体セットになっています。

 

けれど、世の中が(特にテクノロジーの進化によって)こんなにも変化しているのに、私たちは変わらない・成長しないのはおかしいと思いませんか?

 

これもコロナ禍のことだったと思いますが、国からの支給金かなにかが紙で送られるため、時間がかかる、人件費がかかる、そんな内容を目にした記憶があります。

その頃カナダでは税務局のオンラインアカウントにログインして、情報を入力して、数日後には各々の銀行口座に直接振り込まれていました。

 

日本は高齢化社会で〜、お年寄りに機械は難しいから〜、なんていうのが理由で今でも昔からのやり方=紙で行われている、ともどこかで目にしました。

 

これはテクノロジーについての一つの例えですが、それだけに限ったことではありません。

お金について、コミュニケーション、健康と栄養について、など。

今年で30歳になった私ですが、本来もっとちゃんと学校で教えた方がいいんじゃないかと思うことをいくつか考えたことがあります。

 

でも国の教育方針は今日明日に変わることではないし、それ以前に今は誰でも簡単に情報を手に入れることができるラッキーな時代です。

 

だからそれにお金と時間をかけるか、かけないかの違いです(お金をかけなくても、今は無料で学ぶこともできます)。

 

例えば私もやっと数年前に始めたカナダでいうNISA的なもの。

額はまだ少ないですが、勝手に毎年10万円近く産んでくれます。

投資額を増やせば配当金はさらに増えます。

でもそこで「NISAってよく分かんな〜い」で終わらせるか、

調べて始める始めない検討するか、そこだけで毎年10万円の差が出ます。

 

語学習得にしてもそう。

「私は日本人で日本から出る予定はないから日本語だけで間に合ってます!」で終わらせるか、

グローバル化が進んでいる訳だし、最低限の英語は話せるようにしよう」

と英会話の授業を受けてみたり、中高の文法をおさらいしてみたり、

こういった少しの学習が今後大きな差を生みます。

 

インスタグラムやtiktokをボケーっと1時間見ている代わりに、

愚痴の言い合いという名の飲み会に行く代わりに、

興味関心のあることを深く調べてみる、語学を勉強してみる。

 

こうしてもし国民一人一人が少しの新しい知識を身につけて、

それが国一丸となって起こったなら

きっと国は豊かになるじゃないかな、と思いました。